大腸内視鏡検査でわかる主な病気
- 胃がん
- 胃ポリープ
- 胃潰瘍
- 胃炎
- 胃アニサキス
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸がん
- 逆流性食道炎
- 食道がん・ポリープ
内視鏡検査でできること
のど(咽喉頭)から、食道・胃・十二指腸までを検査
胃内視鏡検査は胃だけでなく、のど(咽喉頭)から食道、胃、十二指腸までを検査できます。内視鏡によって色調の変化や凹凸を直接観察できるため、多くの情報が得られるというメリットがあります。また、がんの早期発見にもとても役立ちます。
異常が疑われる場合には内視鏡検査中に生検を行い、採取した細胞を顕微鏡検査によって詳しく調べます。
胃病変の生検とポリープ切除
胃内視鏡検査の多くはピロリ菌感染の有無、除菌後の胃がんの早期発見を目的としてされることが主となりつつあります。ピロリ菌除菌後の胃粘膜は、高度に荒廃している場合があり、胃がんの早期発見を困難にしています。
ポリープとは、体の表面が「いぼ」のように盛り上がった形状のものをいいますが、胃がんではこのような形を取らない小さな病変が多く、精密な検査が要求されます。がんの危険性のある病変は組織を内視鏡を使って切り取り(生検)、それを専門家が顕微鏡で調べることになります。がん化する可能性の高いポリープは切除します。
胃内視鏡検査でピロリ菌の有無を調べ、胃がんを防ぎましょう
胃に住む細菌で、感染率は高齢者にで高く(7-8割)、若年者には低い(数%)傾向があります。しかし、若年者でも胃の不調を訴えることが多い方は要注意です。
ピロリ菌感染の有無は胃内視鏡検査でを調べることができます。ピロリ菌感染がない方は胃がんになりにくく、一方でピロリ菌感染がある、または以前に感染していた方は胃がんリスクが高くなります。そのため、ピロリ菌感染がわかったら、除菌治療を受けた上で、定期的な胃内視鏡検査を受けて、胃がんがないかを確かめることが重要になります。