院長からのご挨拶
当院は私の父親である前院長が昭和53年1月に開院し、以来40年以上にわたり地域医療に取り組んでまいりました。平成28年1月から、前院長に代わって私が継承致しました。
私は、平成元年に徳島大学を卒業後、現在の消化器・移植外科教室に入り、大学院での研究、関連施設での研修の後、平成12年に徳島大学に戻り、消化管の病気(主に胃や大腸)の臨床・研究を続けてきました。臨床面では、胃がんに対する腹腔鏡手術を始め、地域での発展と普及に努めました。その後、肥満が原因とな生活習慣病に対する胃の手術や、ロボット手術などに携わり、現在は、後継の医師がそれらをさらに発展させつつあります。
平成22年には、徳島大学病院内に地域外科診療部が開設され、特任教授として、へき地病院での手術支援を行ってきました。特に胃・大腸がんの手術で、若手の医師が様々な学会認定医を取得できるよう指導医としてサポートし、地域間格差の逓減を目指しました。 研究面では、大学院在籍時に行っていた胃を中心とした消化管のストレスや機能の他、がん、肥満症を主な対象として、学会発表など行ってきました。
今後、地域医療に取り組む上で、幅広く多彩な疾患に対応することを基本としつつも、これまでの経験を生かして、生活習慣病やがんの診療に尽力したいと考えております。また、腹部の外科の対象となる病気で、日常的にみられる胆石症やヘルニアなどの診療にも、できるだけ取り組んでいきたいと考えています。長い間放っておけば命に関わる重要な病気も含まれます。微力な医療機関ではありますが、根拠に基づいた治療を目指しますので、よろしくお願い申し上げます。
栗田 信浩 Nobuhiro Kurita
経歴
1989年 | 徳島大学医学部医学科卒業 |
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1989年 | 徳島大学医学部附属病院・研修医 |
1994年-1998年 | 高松市民病院外科など 関連病院勤務 |
1998年 | 徳島大学大学院外科学第一卒業 学位取得 医学博士 |
2000年 | 徳島大学医学部附属病院・医員 |
2001年 | 徳島大学医学部附属病院・助手 |
2005年 | 徳島大学医学部附属病院・講師 |
2007年 | 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・講師 |
2010年 | 徳島大学病院地域外科診療部・特任教授 |
2014年 | 麻植協同病院/吉野川医療センター・外科部長 |
2016年 | 栗田医院 院長就任 |
2017年~ | 神戸大学医学部 客員教授 |
所属学会
- 日本外科学会認定医(1993年12月~)
- 麻酔科標榜医(1997年4月~)
- 日本外科学会専門医(2003年12月~)
- 日本外科学会指導医(2007年12月~2022年12月)
- 日本消化器外科学会専門医(2003年1月~)
- 日本消化器外科学会指導医(2010年6月~)
- 日本消化器病学会専門医(1998年1月~)
- 日本内視鏡外科学会技術認定(2008年1月~)
- 日本癌治療認定医機構がん治療認定医(2008年4月~)
- Fellow of American College of Surgeons (FACS)
- 日本消化器内視鏡学会専門医(2020年12月~)
メディア掲載歴
2018年~2020年 | 自由が丘ニュース |
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